ラトビア旅行記
8月30日、ラトビアのリガ国際空港に到着。
ラトビアの首都はリガなので主要な空港なのだが、
地方の小さい空港のように感じた。
正直、旅行を決める前はラトビアという国を知らなかったのだが、
モスクワから近く、一番安く行ける国だったので行くことにした。
看板を見ると、キリル文字ではない。
ラトビアの言語は、ラトビア語だ。
面積は、だいたい日本の東北地方と同じくらい。(ラトビア:64,590k㎡、東北地方:63,857k㎡)
モスクワでの反省を活かし、タクシーはyandexという配車アプリを使って予約。
yandexを使えば、現在地まで迎えに来てもらえたり、
車の色やナンバープレートの番号も分かるので、乗り間違えることがない。
また、目的地までの金額が確定しているので、ぼったくられることもない。
近場であれば数百円から利用出来るので重宝するアプリだ。
朝の8時ごろ、メインの観光地旧市街に到着。
ショップや聖堂がオープンするのは10時以降ということもあってか、
人が殆どおらずかなり閑散とした印象だった。
しかし、人通りが少ないからといって誰かに狙われるような感じも一切ない。
どちらかというと、アジア人等外国人が歩いていても誰も関心がないという感じだ。
歩いていて現地人と目が会うことは殆どない。
スウェーデン門を見つけた。
この門の壁には、小さい少女が埋められているという悲しい伝説がある。
昔、リガの女の子は外国人と会うことが禁止されていた。
しかし、リガの少女はこの門の近くいたスウェーデン人に恋し、
2人で会っているところを目撃され埋められてしまったのだそうだ。
そういう話を知ってしまったからなのか、実際に通ってみると冷やっとする感じがしないでもないような。
次に市庁舎広場へ。
未婚の貿易商人の
写真に写っているのは、ブラックヘッドハウスで未婚の貿易商人の集会場とされていたのだとか。
聖ヨハネ教会。
ここでまた、生き埋め事件が起きる。
中世の思想には、生きた人間を壁に埋め込めばその建物を災いから守ることができるといわれ、
2人の修道士が埋め込まれた。
顔の部分は通りから見えるようにされたようで、
はじめは通りがかった人から食事を与えられて生き延びたようだが、
やがて生き絶えてしまったらしい。
壁には十字架の形の穴があり、生き絶えた修道士を記念して作られたようだ。
ちなみに、この近くにはグリム童話、ブレーメンの音楽隊の像がある。
ブレーメンはドイツの大都市だが、リガは姉妹都市なのでここにも建っているらしい。
その後は、世界遺産にも登録されている中央市場へ。
半月型の特徴的な形をしているが、もともとはドイツの飛行船を格納するための倉庫だった。
巨大な元倉庫には、種類豊富なパン、チーズ、ソーセージがずらっと並んでいる。
ラトビア料理といえばパンであるしく、黒パンを試食してみると甘酸っぱさがあり中身がぎっしり詰まった感じで食べ応えがあった。
市場を一通り観光し終えると、タクシーでKGB博物館へ。
KGBは、ソビエトの情報機関。
ソビエトがラトビアを支配した際、ここにKGBの本部を置き、
怪しいラトビア人を連れてきて施設内にある刑務所に入れ、拷問や処刑を行なった。
博物館にはその頃の写真が展示されている。
ツアーに参加しないと、パネルが展示されているところしか見れない。
時間がなく、そのツアーに参加出来なかったのが心残りだ。
KGB博物館は、エストニア等他の国にもあるので、
機会があったらじっくり見学したい。
最後は、聖ペテロ教会にある展望台に登り、リガの最大の観光地である旧市街を一望。
教会内部も立派。
いかにもヨーロッパらしい光景。
聖ヨハネ教会や中央市場などが見渡せる。
リガは朝から正午くらいまでの間しか観光する時間がなかったが、
観光スポットはコンパクトな旧市街に集約されているので、
主要なところは網羅できた。
そうして、タクシーでリガ国際空港へ。
この時の運転手も気さくな人で、空港に着くまでの15分ほどの間、色々な話をしてくれた。
ラトビアは人口が900万人の小さな国なんだ(ネットで調べたら200万人で、聞き間違えたかもしれない)とか、
観光客はアジア人だと中国人が多く、日本人は殆ど見ないとか、
日本は車の生産が素晴らしい。ホンダ、トヨタ、ニッサン、など全部日本だ、などなど。
自分は、タクシードライバーや道行く人を見てラトビア人は穏やかだと感じたので、
そのことをその運転手に言ったら、
「そうだね、ラトビア人は穏やかだ。」と言った。
そうして無事にリガ国際空港に着き、ラトビア観光は終わった。
空港内で気になったお店が、この和食レストラン。
やばそうなネーミングとは裏腹に、美味しそうなお寿司が売られていた。
ネットで簡単に調べてみたら限りでは、
この店はラトビア共和国にしかないらしい。
行く機会があったら、ぜひ行ってみて欲しい。
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